愛猫21→22歳。生活記録(2021.12~2022年8月)通院、介護、虹の橋へ…

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こんにちは、SAKURA🌸🍃(@sakura_blog01)です。

我が家と同じように高齢の猫ちゃんを飼っていて、「健康面ってどうなの?」と不安を感じているかた向けに現在の状況などをお伝えしてきた、この愛猫コーナー。

とても残念な報告になってしまいますが、22年連れ添った愛猫みゅうちゃんは2022年8月、私たち夫婦に看取られながらお空へ旅立ちました。

息を引き取る寸前、可愛い顔で振り絞るようにか細い声で「ニャァ~~」と鳴いてくれたことが忘れられません。

私たち夫婦にいつもたくさんの愛情をくれて、たくさんの幸せと思い出を残して旅立った愛猫。

今回はそんな愛猫とのことを振り返りながら書いていきたいと思います。

目次

腎不全ステージ3から4へ。最期まで懸命に闘った愛猫。

2000年、夜釣りをしに行った漁港で生後2ヶ月ほどの小さな小さな体でひとりぼっちで現れた愛猫。

病院知らずで長年、元気だった愛猫もジワジワと老化が進み、2021年11月、口周りの急な腫れ(唇の壊死)と目やにで動物病院へ。

そのとき、念のために受けた血液検査で腎臓病(腎不全)ステージ3と判明

それでも、その日に打った皮下輸液や抗生剤のおかげで数日間だけでしたが久しぶりに元気に歩く姿が見れました。

その後、唇の壊死や目やにはマシになったものの、同月下旬、愛猫に元気がなくて動物病院で診てもらったところ「脱水症状と低体温で衰弱していて今日持つかどうか危険な状態です。」と。

でも、峠を乗り越え動物病院の先生も感心するほどの頑張りで、2022年の8月に旅立つまで自由の効かない体で吐き気や痛みもありツラかっただろうに、私たち夫婦の気持ちを察してか通院も闘病も頑張ってくれました。

峠を乗り越えてからは、口の中の上側の骨が溶けたのか鼻と繋がったようにごはんを食べると鼻から出てくる時期があったり、通院では皮下輸液や痛み止め、吐き気止め、抗生物質の注射が始まり、通院しだしてから間もなく愛猫が立てなくなったためシリンジでの強制給餌やオムツなどの介護が始まりました。

猫のオムツが気になる方は下記も要チェック

ある日、仕事から帰宅すると愛猫が寝場所じゃないところで足から血を流していて何事かと大慌て。
なんとかムリに立とうとして自分の爪で足をケガした様子。
動物病院に連れて行き、縫ってもらったこともありました。

高齢猫の介護や闘病生活は、これからそうなるであろう未来に不安を抱えているかたも今、実際に介護や闘病生活を送られているかたにとっても不安や心配事は多いと思います。

この愛猫コーナーが記録として残ることで同じような境遇のかたや、いつか同じ境遇のかたが現れたとき、なにかのお役に立てれば光栄です。

愛猫21→22歳。2021年12月~2022年8月おもな状況まとめ

2021年11月、口周りの腫れ、目やにで動物病院で診てもらった愛猫みゅうちゃん。

このときには、よろけてコケたり老化現象はいろいろ見えていましたが食欲もありウェットフードにカリカリを混ぜたものをスプーンから食べていました。

通院が始まってから約8ヶ月半ぐらいという期間は、愛猫が一緒に過ごせる時間、心の準備をする時間、愛情込めてお世話する時間をくれたのだと、その時間を作ってくれたことに感謝しています。

2021年12月~2022年8月の愛猫のおもな状況まとめ

(一部、10月の状況とあまり変わらない部分もあります。詳しくは、【愛猫21歳。生活記録(2021年10月)老化の進行と介護】をご覧ください。)

  • 食欲のムラ
  • 体重減少(闘病開始から最期まで2.5kg前後)
  • 涙目で目やにが増えた
  • 血液検査の結果、腎臓病(腎不全)ステージ3と判明、のちにステージ4へ…。
  • まる一ヶ月、おなかを下している、のちに回復、時々、便秘がちへ。
  • 立てない、歩けなくなった
  • シリンジでの強制給餌および本格的にオムツ開始
  • たまーに鳴くぐらいでほとんど鳴かなくなった
  • おそらく目はほとんど見えていない
  • 手を撫でたりしていると、指を握り返してくれる

2022年春ごろ、シリンジを両手で持ってごはんを催促するほど食欲旺盛になってモリモリ食べていましたが、その後、食欲低下。
シリンジを口元に待っていくと、口を少し開けてくれるときもありましたが食欲が戻ることはありませんでした。

お空へ旅立つ前の変化

  • 目やにが増える
  • おしっこの回数が増える割に1回の量が少ないときがある
  • おしっこと一緒に膿みたいなドロっとしたものが出る
  • 気持ちが悪いのか食事を食べたがらなかったり吐く回数が増える

今日が最期かも知れない…別れを覚悟した日。愛猫を看取るまで。

最期、旅立つ日の朝、いつも通りごはんを食べてくれましたが仕事から帰宅すると様子が一変。

撫でたときに体温が低く、そんなたった1日で体重が変わるはずないのに抱っこした愛猫は体が一気に軽くなった感じがしました。

夫にお昼ごはんは食べたのか聞くと、少しは食べたけど2回吐いたとのこと。

晩ごはんも吐くかも知れないけど、お腹も空いてるだろうし、喉も乾いているだろうし脱水状態になるのが気になるのでシリンジでいつも通り食べさせようとすると何だかイヤそうな愛猫。

それでも何とか食べてくれて、「これでまた吐いたら、今日はもうお水だけかなぁ」と夫と話しながら心配なので外に食べに行く予定を取りやめ、愛猫を寝かせて様子を見ていると少ししてまた嘔吐。

動物病院に連れて行く話も出ていましたが、あいにくかかりつけの動物病院は2日後までお盆休み。

便秘がちになっていた愛猫は、出したいのになかなか出ないでいると吐いてしまうことが度々ありました。
このときも出そうと力んだりしていたけど、なかなか出ないでいたのでスッキリ出れば、また食べれるかも知れない、動物病院が開く日まで何とか持ちこたえて欲しいと願っていました。

動物病院の先生から検査の結果、腎不全ステージ3から4になっていること、「年齢的にも心臓に負担がかかるような積極的治療は行えない。いつ何が起きてもおかしくない状態」と言われながらも、何とか頑張ってきてくれた愛猫。

そんな愛猫を寝かせて体を温めながら、「明日まで持ちこたえられなかったら?」と不安が何度もよぎり、かかりつけの動物病院が休みなのだから救急で他の動物病院へ連れて行くことも考えました。

でも、私には初めて飼った猫を動物病院で入院中、容体が少し良くなったと喜んだのもつかの間、夜から朝の誰もいない時間帯に、誰にも最期を見てもらえずに動物病院の小さな檻の中で亡くしてしまった苦い後悔があります。

最期はそばにいて、声をかけながら看取ってあげたかった…。
何十年前のことでも、その後悔が消えずにずっと残っています。

だから今回も、救急で病院に連れて行ったら弱っているのに知らない場所であちこち体を触られて検査されて、愛猫にどれだけ負担と苦痛を与えるか、もし検査の途中で容体が急変したら、また一時は回復しても愛猫にとってはツラい状況が先延ばしになるだけじゃないのか、たくさんいろんなことを考えました。

夫婦で以前から出していた結論、「痛みや苦しみを和らげる治療はしても愛猫に負担をかけるような延命治療はしない。」
そのことが本当にそれでいいのか何度も頭をよぎりましたが、愛猫の最期にはそばにいてあげたい、その気持ちは変わりませんでした。

ほどなくして、一旦は何ともない顔をしてグッと起き上がったり、いつもと変わらない姿を見せてくれましたが、その日4回目の嘔吐。

その色はごはんの色でもない黒ずんでいて見たこともない色で、口の中が気持ち悪いだろうと少しだけお水を飲ませたり、口周りを拭いていると様子が徐々に変わっていきました。

全身が2回ほどピーンとなったり、膝の上に抱っこしていたけど走るような仕草をしたり、見たことのない嘔吐の色、仕草に「今日が愛猫とのお別れになるかも知れない…」そう感じました。

私が愛猫を抱っこしていると、私の前に座っていた夫のほうに体を伸ばして前足で夫を呼ぶような仕草をしました。

「みゅうちゃんが呼んでるよ。」
私が夫に言うと、夫が振り向き2人で声をかけながら愛猫を優しく撫でます。
愛猫の珍しい行動に夫もお別れの時間が迫っていると悟ったようでした。
「みゅうちゃん、みゅうちゃん」
そのとき、愛猫が夫の指をギューッと握ったらしいのですが、愛猫もお別れを悟ったのでしょうか…

小さく短く「ニャッ…、ニャッ…」と何度か鳴いたあと、目がまん丸の可愛い顔のまま「ニャ〜〜」と振り絞るようにか細い声で長く鳴いたかと思うと、静かに息を引き取りました。

「あの最後の声は、なんて言ったのかな?」と夫とよく話していますが、感じたことのない体の異変が不安で怖かったのかも知れないし、「ありがとう、忘れないでね」だったのかも知れないし、いつの日か虹の橋で会えたなら直接、聞きたいです。

愛猫21→22歳。生活記録(2021.12~2022年8月)通院、介護、虹の橋へ…まとめ

今回は、愛猫21→22歳。生活記録(2021.12~2022年8月)通院、介護、虹の橋へ…というタイトルの通り、愛猫の通院から最期までを書きました。

今でも書いていて、愛猫のことを思い出すと胸がいっぱいになって涙がでてきます。

22年という月日を共にして、思い出もたくさんあって、愛情もペットという言葉だけでは片付けられないほどあります。

きっと一生、みゅうちゃんを忘れることはないし、大切なものを失くした悲しみもずっと続くと思います。

でも、それ以上にもらった思い出や愛情、幸せがたくさんあるから「生まれてきてくれてありがとう。家族になってくれてありがとう。」その気持ちが変わることはありません。

よく猫は飼い主を選ぶ、なんて言われますが、私たち夫婦を家族に選んでくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これを最後まで読んでくれた方はきっと何かしらペットがいらっしゃるかと思います。

命が永遠ではないようにペットと過ごす時間にも限りがありますが、その一緒に過ごせる時間が後々になっても、あなたの心を幸せだったと満たせてくれますように、ペットと温かで幸せな時間を過ごせるように祈っています。

今回、いろいろ経験したことや、その後のことをまた書いていこうと思いますので、気になるものがあったらまた読んでみてね。
それではまた。

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