こんにちは、SAKURA🌸🍃です。
動物愛護管理法の
終生飼育の徹底を
知っていますか?
今回は、動物愛護管理法より【終生飼育の徹底】についてご紹介したいと思います。
ペットを飼い始めて間もないかたも、初めて聞いたというかたも参考にしてくださいね。
愛されてきたその一方、犠牲になってきた動物たち
周知の通り、猫(犬もですが)は、長い歴史の中で古くから多くの人に愛されてきた動物です。
古くは、犬であれば番犬であったり、猫では作物を守る動物としてであったり、現在は、家族の一員として迎えられています。
ですが、その反面で、安易な気持ちや一時の感情で飼われたせいで、虐待されたり捨てられたり、殺処分されたり犠牲になった可哀想な動物もたくさんいます。
コロナの流行により、一時は家にいる時間が増えたことでペットを飼う人も増加。
でも、その一方で人間の犠牲になる犬や猫が増えることも心配されていて、実際に思っていたのと違う、懐かない、など飼い主の一方的な理由で捨てられてしまうケースがあることも見聞きしているかたも多いかと思います。
ペットは、オモチャではありません。私たちと同じ命ある動物です。
そんな犠牲になる動物を増やさないために、虐待を受ける動物たちを守るために愛護動物には、法律で定められた決めごとがあることをご存知でしょうか?
これから猫や犬を飼おうと思っていらっしゃるかた、すでに飼っているかたも分かりやすく解説していきますので参考にして下さいね。
愛護動物とはなに?
愛護動物とは、動物虐待などを防ぐため愛護動物管理法に基づき法律で守られた動物達たちのことを指します。
牛、馬、豚、山羊、めん羊、いえうさぎ、鶏、犬、猫、いえばと 及び あひる
その他、人が占有している動物(哺乳類、鳥類、または爬虫類)に属するもの
(古くから家畜やペットとして人に飼育されてきた動物を指します。)
ひとことで言うなら、幸せに生きるための権利を与えられているということです。
おもに、どんなことから守られているのか、これからご紹介していきます。
動物愛護管理法 終生飼育の徹底
2012年(平成24年)
動物愛護管理法にて、終生飼育の徹底が加えられました。
終生飼育の徹底とは、飼い主は ペットがその命を終えるまで適切に育てることを指しています。
これにより、飼い主は【安易な理由】で手放すことはできなくなり都道府県などは【終生飼養に反する理由での引き取りを拒否】できるようになりました。
下記のような理由も、引き取りを拒否する理由となります。
- 新たな飼い主を探していない
- 動物の老衰や病気などの理由
- 飼育困難とは認められない場合
上記は一例であり、都道府県により役所での引き取り自体を廃止しているところもあります。
また、適切に育てるとはどういうことなのか次の【2つの飼い主責任】で見ていきましょう。
2つの飼い主責任とは
また、飼い主は飼育する上で2つの責任を追わなければいけません。
その責任とは、ペットへの責任と社会的責任の2つです。
法律に基づき、分かりやすく説明しますね。
ペットへの責任
飼い主は、【命ある動物】ということを自覚して、ペットの生態や習性を理解し考慮して正しく育てなければなりません。
ペットが快適に過ごせるよう、ご飯やお水、トイレの掃除、寝所などのお世話、ペットの健康管理もキチンと行って、安全で習性にも考慮した環境を確保しましょう。
きちんと適正に飼育することは法律でも定められています。
詳しくは、下記の記事をご覧くださいね。
飼い主は、ペットが原因とされる感染症の疾病について正しい知識を持ち、その予防のため必要な注意を払うよう努力すること。
猫ひっかき病については、下記の記事を参考にしてくださいね。
社会的責任
飼い主は、ペットがみだりに繁殖して、飼うことが困難とならないよう繁殖に関する適切な措置をとるように努めること。
また、ペットが人の命や体、財産に害を加えたり、生活環境に支障を生じさせたり、人に迷惑がかからないよう努めなければなりません。
ペットが逃げ出したり迷子になることを防ぐため必要な措置をとるよう努めること。
動物の購入にあたって
動物(哺乳類・鳥類・爬虫類)の販売は、動物愛護管理法に基づき、都道府県等に登録された動物取扱業者(2013年9月より第一種動物取扱業者)以外することができません。
動物の購入の際は、販売先が動物取扱業者かどうかを確認しましょう。
義務付けられていること
・動物取扱業者は、販売に際して、あらかじめ動物の現在の状況を直接見せること(現物確認)
・対面でその動物を適切に飼うために必要な情報を説明すること(対面説明)
また動物を飼う前には、しっかり自分の目でその動物を確認して、販売業者から育て方、動物の病歴、かかりやすい病気の種類、不妊去勢に関すること、寿命など説明を受けましょう。
猫や犬など動物を飼う際は、生態、習性を理解し、愛情と責任を持って最期まで飼うこと。
また、近隣住民や、動物を苦手に思う人にも配慮して飼いましょう。
最後に
ペットには、人間と同じ命があり、それぞれ感情や意思があります。
損も得もなく愛してくれたペットを身勝手な理由で、一旦、家族として迎えたのに捨てることは虐待と同じです。
ペットを捨てたその罪悪感を、一生背負ったまま生きていけますか?
また自分の子どもに、そんな思いを背負わせて笑って生きていけますか?
最後まで愛情と責任を持って飼える場合にのみ、その動物を購入するようにしましょう。
また、里親募集サイトやアプリも数々あります。
これから飼おうと思っている方は見てみるのも良いかも知れません。
下記のリンクは、動物愛護に関する関連記事です。
下記も飼い主として、知っておくべきことを書いていますので良かったら参考にしてみてくださいね。
それではまた。
SAKURA🌸🍃