粉末でも煮汁でも猫や犬が食べてはいけない危険な(タマ)ネギ中毒

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こんにちは、SAKURA🌸🍃です。

世の中には、人にとっては栄養のある食べ物だったり、なんの毒性もないものでも、体の仕組みが異なる動物たちにとっては、命をも奪いかねない危険な食べ物、植物、香りなどが数多くあります。

猫や犬にとって球根植物には、致死率の高い【猫・犬のユリ中毒】をはじめ危険度の高い植物・食べ物がいろいろありますが、今回はその中から同じ球根植物の猫、犬が絶対に食べてはいけない危険な食べ物、【(タマ)ネギ中毒】にスポットをあてて紹介したいと思います。

愛猫家のかたも愛犬家のかたも、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事を書いた人
  • 愛猫家ブロガー
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SAKURA🌸🍃(@sakura_blog01)

目次

加熱してもタマネギ中毒の毒性は消えない

玉ねぎを含むネギ類のお野菜は、使い勝手もよく人にとってはお馴染みの美味しい食べ物。

玉ねぎにしろ、ねぎにしろ、生のままバクバク食べる猫や犬の姿は想像しにくいかも知れませんが、例えばそれがチーズ入りのハンバーグ、クリームシチュー、チキンスープなど、加熱された料理がペットの好物に変わったらいかがでしょうか。

食欲をそそられて目を離したスキにパクっと食べてしまうかも知れません。

実際、我が家の猫もマクドナルドのチーズ入りのバーカーの匂いを嗅ぐと、ものすごく欲しがってきます。

ネギ類には、玉ねぎ、にんにく、ニラ、わけぎ、らっきょう、あさつき、青ネギ、白ネギなどがあります。

ネギ類の毒性成分は、加熱しても消えないので下記のようなものでも与えないでくださいね。

  • 加熱調理したもの
  • 調味料など粉末状のもの
  • 刻んだり、すりおろしたりして、ソース化されたもの

お菓子、缶詰、ドレッシング、タレ、いかなる場合も、原材料にネギ類が入っていたら猫、犬、小動物に食べさせないでください。

猫や犬が食べると危険なネギ類の毒性成分

ネギ類

もともと、球根植物には致死率が高いユリ中毒を始め、ペットに有毒な植物が多いので注意が必要です。

  • 有毒部位全ての部分に毒。特に、球根、葉。
  • 有毒成分:以前は、アリルプロピルジスルフィドが原因物質と言われていましたが、現在では3種類の有機チオ硫酸化合物であるとされています。

これらの毒性成分は、猫、犬の赤血球を破壊し、様々な症状を引き起こします。

タマネギ中毒が猫、犬に引き起こす主な症状

ネギ類に含まれる毒性成分が猫や犬の体内に入ると、体の各部に酸素を運ぶ役割をしている赤血球が壊されます。

その結果、体に必要な酸素が送られなくなるため、体内で酸欠状態となり溶血性貧血や様々な症状を引き起こします。

― 症状の例 ―

  • 胃腸の不調
  • ヘモグロビン尿症(赤い尿)
  • 溶血性貧血
  • ハインツ小体貧血
  • ふらつき
  • 脈や呼吸が弱い など

中毒症状が現れる度合いは、食べた量や個体差もありますが、最悪の場合は死に至ることもあります。

症状はすぐ現れるというよりは、早くて1日、多くは数日かかる場合が多いようです。

また症状によっては入院、輸血などが必要になる場合もあります。

もし、猫や犬が玉ねぎやネギ類を食べてしまったら

もし、猫や犬が玉ねぎやネギ類を食べたことが分かったら早めに動物病院で診てもらいましょう。

見た目に異常はなくても早期発見、早期対応は重症化を防ぐためにも重要です。

とくに症状がでている場合は、放置せず早めに動物病院で診てもらってください。

動物病院では、「何を食べたのか」「どのくらい食べたのか」「いつ食べたのか」を正確に伝えましょう。

猫や犬をタマネギ中毒から防ぐには

玉ねぎも、他のネギ類も、家庭では普段からよく使われている食材です。

生のままでは口にしない猫や犬でも調理されたもの、加工されたものなどなら匂いにつられて食べてしまう可能性があります。

またドレッシングやお菓子など市販されているものにも多く使われています。

そのため、猫や犬をタマネギ中毒から防ぐためには、食べ物を目のつくところに置かない、出しっぱなしにしない、保管場所も届かない所に置くなど気をつけるようにしましょう。

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最後に

今回は、タマネギ中毒についてご紹介してきました。

テーブルの下にちょこんと座って欲しがっている猫や犬の姿に「欲しがってるから、ちょっと1口だけ」、その気持ちは分かります。

が、その気持ちが、人と動物の体の仕組みは違うので大切なペットの命を危険にさらしてしまう可能性があることを忘れてはいけませんね。

それではまた。

SAKURA🌸🍃

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