こんにちは、SAKURA🌸🍃(@sakura_blog01)です。
2023年、2月に保護して我が家の一員になった愛猫そらちゃん。
愛猫そらちゃんを保護するのには母猫である「うみちゃん」の存在も大きく関係していました。
うみちゃん母娘と港で過ごした時間を形に残したくて始めたこの保護猫エピソード。
今回の第4話では、野良猫母娘の仲睦まじい姿や私たち夫婦と縮まっていく距離について、これから書いていきたいと思います。
- 野良猫親子の仲睦まじい姿
- 私たち夫婦とどんどん距離が縮まっていく野良猫母娘
- 母の教えを素直に聞く娘、娘にご飯を横取りされても怒らない母
- 母猫うみちゃんが初めて精一杯しゃべった日
- 休憩場所の木陰に案内してくれた愛娘そらちゃん
野良猫うみちゃん親子の仲睦まじい姿
2022年11月、野良猫母娘に初めてご飯をあげに港へ行って以降、私たち夫婦は港に通う頻度が増えていきました。
港は家から車で約1時間弱。
有料の橋も渡るので、時には泊まりで行くことも。
うみちゃん親子は別行動している日もあるので港に会いに行ったからといって、必ずうみちゃん母娘に会えたわけではなく、ある日は母猫のうみちゃんしかいなかったり、娘のそらちゃんしかいなかったり。
それでも、2匹揃っているときはご飯を食べ終わった後も、しばらくはすぐ近くで毛づくろいしたり、そらちゃんがうみちゃんにスリスリ甘えていったり、お尻を向けたり…
そらちゃんが甘えていくと、顔や体を舐めてあげたりして優しく応えるうみちゃん。
きっと、すごく大事に育ててきたんだろうなぁ…
そう思うと、過酷な環境の中にいても写真のように仲良く寄り添ううみちゃん親子を見て、たとえ撫でることはおろか触ることすらできなくても、一日でも長く穏やかにうみちゃん親子が一緒にいられたらいいのに…と幸せを願わずにはいられませんでした。
私たち夫婦とどんどん距離が縮まる野良猫母娘(名前もつけました)
港に行っては、ご飯をあげたり、その後はムリに触ろうとはせず、ただただうみちゃん親子のそばで一緒に過ごす…
そんなことを何度か繰り返すうち、私たち夫婦のことを覚えてくれて他の釣り人の後ろにいても、少し離れていても姿を見つけると駆け寄ってきてくれるようになったうみちゃん母娘。
ニャーニャー鳴きながら寄って来たり、ご飯をせがんで足元をウロウロしたり…
じきに、海にダイブしても無事に生還したことから母猫を「うみ(海)ちゃん」、目が青いことから娘猫を「そら(空)ちゃん」と名付けました。
そのうち、2022年8月に旅立った愛猫みゅうちゃんのために買っていたウェットフードが残り少なくなってくると港近くのスーパーでウェットフード購入。
たまたまある日、ご飯をあげたあと、一緒に過ごしているうちにすっかり日が暮れて、私たち夫婦が車で帰ろうとすると2匹仲良く並んで見送ってくれたこともありました。
さすがに2匹揃って見送ってくれた時は、嬉しさと寂しさで帰りたくない気持ちに。
2022年11月に初めてご飯をあげに行って、翌月の12月には少しずつ安心感を持ってもらえたのか、そらちゃんが私たち夫婦にスリスリしてくれることが増えていき、
時には、
- 座っていると肩あたりにすり寄ってきて見つめてくる
- しっぽをピーンと上に向けてビリビリさせる
- 足元でお腹を見せてゴロンゴロンする
- 「そらちゃん」「おいで」と声をかけると近くに来る
そんなそらちゃんの姿に少しずつ心を許してくれてるようで嬉しく思っていました。
顔の近くで私を見上げて、スリスリしてきた時はさすがに可愛すぎて触ってないフリして服の上から撫でたりしていました(笑)
愛猫みゅうちゃんを亡くし、ペットロスになっていた私たち夫婦。
でも、うみちゃん親子と過ごすうち、私はどんどん情が移り、いつしかうみちゃん親子に癒やされ、早く会いたいと思うようになっていました。
母の教えを素直に聞く娘、娘にご飯を横取りされても怒らない母
そらちゃんが母うみちゃんの分まで欲しがるので譲ってあげたうみちゃん
母猫のうみちゃんと比べると、最初はまだ体も少し小さかったそらちゃん。
釣り人から魚をもらったり、私たち夫婦と同じ時間を過ごしたそらちゃんは、うみちゃんと比べると警戒心が少し薄れていたかもしれません。
他の釣り人のイスにかかった上着にもスリスリしてたしね…
そんなそらちゃんに危機感を感じていたのか、ある日、私たち夫婦の近くでそらちゃんがくつろいでいると母猫うみちゃんがそらちゃんに一喝。
その声を聞いた途端、そらちゃんはうみちゃんの元へ。
まるでそれは「人間と親しくするのもいいけど一定の距離を置きなさい」と馴れ過ぎないように教えているようでした。
また、厳しいだけじゃなく、うみちゃんの優しい一面を垣間見たことも。
- うみちゃんとそらちゃんに2つの容器に分けてご飯をあげた時、そらちゃんがうみちゃんの分まで食べようとジャマしていると譲る。
- 釣り人が魚をあげて、うみちゃんが美味しそうに食べていても近くで物欲しそうに眺めるそらちゃんを見かねて譲る。
人に対しては、まだまだ警戒心が強い母猫うみちゃんだけど本当はすごく優しい子なんだなぁ…としみじみ。
外での暮らしは厳しく、自分だってお腹が空いているはずなのに、全く怒らないうみちゃんの優しさ、母猫の娘への愛情を感じて近い将来、親離れしてしまうことを思うと寂しくなるのでした。
実際に時々、母猫うみちゃんとそらちゃんは一緒じゃない時もあれば、同じ港にいるのに別行動していたり、母猫うみちゃんが自立を促しているように見える時も。
母猫うみちゃんが初めて精一杯、私たち夫婦にしゃべった日
ある日、港に行くと母猫うみちゃんの姿だけがありました。
私たち夫婦を見つけると、すぐに駆け寄って来てご飯をあげると急に大きな声で鳴き始めたうみちゃん。
そんな大きな声で鳴くうみちゃんを初めて見たので驚きましたが、どうやら木々の茂みの方などに向いて鳴くうみちゃんを見ていると「ご飯だよー」とそらちゃんを呼んでたようで。
でも、そらちゃんは近くにいなかったのか一向に姿を見せないので「うみゃうみゃ」言いながら食べ始めたうみちゃん。
姿を見せないそらちゃんに文句を言ってるのか「美味い美味い」って言ってるのか、その姿がかわいくて微笑ましい反面、少し涙ぐんでるようにも見えて、心情を思うと切なくなりました。
そして、食べ終わったあと少しすると、うみちゃんはまだ食べ足りないのか他の釣り人の後ろへ。
そんなうみちゃんの姿を少し眺めたあと、そらちゃんも現れないし帰ろうと片付け始めると、こちらへ慌てて駆け寄ってきて、熱心に鳴き始めたうみちゃん。
私の目をまっすぐ見ながら一生懸命、訴えるその姿は「もうすぐ、娘も来るかも知れないからまだ帰らないで。もう少し待って。」って言われているようで。
そんな鳴かれて帰れるハズもないので、もうしばらく待つことにしましたが、この日は結局そらちゃんの姿は見れませんでした。
休憩場所の木陰に案内してくれた愛娘そらちゃん
ずっと不思議に思っていたこと。
それは、うみちゃんとそらちゃんが普段どこで寝ているのか、どこから来ているのか。
どこから来ていたのかは今も分からず。
時々、日が落ちて暗くなっても港にいることはあったものの大抵は夕方、暗くなる前にどこかへ行ってしまうので、もしかしたら寝る場所は他にあるのかな?と。
そんなある日、港でご飯を食べ終え、くつろいでいたそらちゃんがゆっくり歩き始めたので距離を少し置いてついて行くことに。
私がついて行ってることに気付いてるけど、特に慌てたり逃げる様子もなく、歩いていくそらちゃん。
そして案内された場所は、港沿いの人目にはつかないものの西日があたる木陰。
その木陰は、ちょうど駐輪場と港沿いの間にあり、木陰の周りには低めの木や草が生い茂り、港沿いも人が出入りする場所を省いて腰掛けるのにちょうど良い高さのコンクリートで囲われているので猫が隠れるには絶好の場所。
港沿いに立つ私からするとコンクリート側から少し覗いたら木陰が見える位置で、そらちゃんは木陰に着くと私を警戒する様子もなく慣れた様子でウトウトくつろぎ始めたのでした。
その日、しばらくコンクリートに腰掛けて一緒に過ごして以来、港に姿がないときは見に行ったりその場所付近でも一緒に過ごしたり想い出深い場所の一つに。
保護猫エピソード「第4話」港で出会った野良猫を家猫に迎えるまで。野良猫母娘の仲睦まじい姿と、縮まっていく距離。まとめ
今回は、保護猫エピソード「第4話」港で出会った野良猫を家猫に迎えるまで。野良猫母娘の仲睦まじい姿と、縮まっていく距離ということで、うみちゃん母娘の仲睦まじい様子や私たち夫婦と縮まっていく距離について書いてきました。
港でうみちゃん母娘と一緒に過ごした時間を思い出すと、今でも優しい時間の記憶とともに切ない気持ちや、夕焼けの時間を共に過ごしたことが多かったので赤やオレンジに染まる空を思い出したり、なんてかけがえのない時間だったんだろうと本当に思います。
第5話では、私の中に芽生えていた悩みや迷い、悲しい別れと夫婦が出した決断について話したいと思います。
良かったらまた読みにきてくださいね。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。
SAKURA🌸🍃