保護猫エピソード。(元)野良猫 22歳まで生きた愛猫との運命の出会い

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こんにちは、SAKURA🌸🍃(@sakura_blog01)です。

この記事は、まだ愛猫が20歳だった頃(2020年)にブログに残したくて書いた記事です。(現在2023年)

あれから3年の月日が経ち、愛猫は2022年8月、私たち夫婦に看取られながらその生涯を終えました。

ブログを始める前から、ずっと書きたかった私が今の愛猫と出会った日のことを改めて振り返りながら書きたいと思います。

目次

愛猫との運命の出会い

猫との出会いにも、運命の出会いがあるって信じますか?

私は、動物との縁もきっと何かの意味があって出会い、もし家族になったらそれはその人と動物は運命の出会いだったのだろうと思っています。

そして、愛猫みゅうちゃんとの出会いもまた運命だったのだと思っています。

あれは、2000年5月~6月の頃です。

旦那(当時はまだ彼氏)と夜釣りへ出かけた日のこと。

その漁港は、小さめの湾になっていて夜になると明かりも少なく、人もあんまり来ないため静かで、時々サビキ釣りや投釣りに行っていた馴染みの場所。

いつものように釣りをしていると、ふと少し離れた電灯の近くから、こっちを見ている小さな猫を発見。

野良猫なのか迷い猫なのか分からないけど、推定2ヶ月前後の小さな体で何度もヒョコヒョコついてくる愛猫みゅうちゃんを見て、

「この子の母親になる」

あの日、私はそう決心して、愛猫を保護して連れて帰ったのでした。

最初から怖いもの知らず、人懐っこかった愛猫

普通の野良猫なら人間を警戒して近寄ってこないけど、試しに「おいで~」と少しかがんで、人差し指を向けると少しづつ寄ってきました。

「お?」

お腹でも空いてるのか、釣り人からエサをもらっていて人馴れしてるのか、さほど警戒していない様子。

初めて出会った人間、ましてやほとんど時間も経っていないのに、触っても逃げない、嫌がりもしない。

むしろ、ノドをゴロゴロ鳴らして喜んでいる可愛い子猫。

何だか愛着が湧いてしまって少し遊んだあと試しに抱っこしてみたら、それも嫌がらずノドをずっとゴロゴロ鳴らしている。

「うちの子になる?」

冗談のつもりで言ったあと、もしかしたら近くに母猫がいるかもしれないと散策してみることにしました。

子猫のほかに猫の姿は…親猫も兄弟猫も近くにいない

少し散策してみたものの、他に猫の姿はなく、がらーんとしていて猫も人も誰もいない。

子猫は、私の後をついてきて離れようとせず、もしかしたら飼い猫かも知れないけど首輪もしてない。

こんなに小さいのに、夜中にたった一人で…。

そう思いながら、旦那と連れて帰るかしばらく相談して、子猫に選んでもらおう、という話になり帰り支度をして車に戻って荷物を詰め込み始めました。

私たちを家族に選んでくれた子猫

子猫は少し離れたところで様子をうかがうように座っていたけど、いよいよ私たちが帰るという時、一直線に私の足元へ。

「私たちを選んでくれたの?連れて帰るよ?」

そう言って抱っこすると、私に抱かれたまま首元に顔を押し付けてノドをゴロゴロ鳴らしている子猫。

もうこのまま置いて帰ることなんてできない…

子猫と一緒に車に乗り、その帰りの車内、ずっとノドをゴロゴロ鳴らしたまま私の首元に顔を押し付けていた子猫。

「よしよし、ヨシヨシ。もう寂しくないからね。」

なでなでしていると、私の首元に母猫の母乳を吸うような仕草をしながら足をフミフミ…

「私は、この子の母親になる」

その瞬間、まだ母猫が恋しい子猫が可哀想で、でも選ばれた気がして「この子の母親になる」そう決心したのでした。

愛猫のお気に入りの場所

連れて帰った日以来、お気に入りなのか、何年間もずーっと、私が横になると首元に顔を押し付けてきてはノドをゴロゴロ鳴らして眠りにつく、という日々が続きました。

さすがに、足をフミフミするのはいつ頃からかしなくなりましたが😅

あれから愛猫が旅立つまで22年、共に過ごした日々は私たち夫婦にとって生涯、かけがえのない宝物になっています。

もし、あの日、あの時間に私たちがあの場所に釣りに行っていなかったら子猫に出会えていなかったかも知れない。

1日、遅かったら何か危険な目に遭っていたかも知れない。

もし、別の日にあの場所に釣りに行っていたら、もう居なかったかも知れない。

そう思うと、出会えたことに感謝しかなくて。

あれ以来、あんなに人懐っこい子猫に出会う機会どころか、子猫自体を見る機会が減っているので、奇跡だったのかも知れない。

愛猫とずーっと一緒に…

不可能だけど願わずにいられない。

私が撫でると気持ち良さそうに目を閉じて寝息を立て始める愛猫。

ずーっと見て、触って、一緒にいたい。

生まれてくれてありがとう、私たち夫婦を選んでくれて、長生きしてくれてありがとう。

ずーっとずーっと最後の最期まで一緒にいようね。
その願いも叶えてくれてありがとう。

いつかまた虹の橋で会えたら、また家族になってずっと一緒にいようね。

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