こんにちは、SAKURA🌸🍃(@sakura_blog01)です。
「大器晩成(たいきばんせい)」と「栴檀双葉(せんだんのふたば)」。
どちらも耳にしたことはあっても、その由来や使い方についてあいまいなかたも多いのではないでしょうか。
今回は「大器晩成」、「栴檀双葉」という四字熟語の意味や由来、使い方について書きたいと思います。
人生を大きく変えた大器晩成した偉人も少し紹介していきますね。
大器晩成(たいきばんせい)と栴檀双葉(センダンのふたば)の由来と意味
大器晩成(たいきばんせい)の反対語、栴檀双葉(せんだんのふたば)とは
大器晩成(たいきばんせい)の反対語として使われる栴檀双葉(せんだんのふたば)という言葉。
「せんだんふたば」と呼ばれることもあるこの言葉は、幼いときからずば抜けた才能や素質を持っている人に対して用いられます。
栴檀双葉
立派ですぐれた才能を持っている人は、子どもの頃からすぐれた才能を持っているということ。
「栴檀」は香木の白檀のこと。
「双葉」は芽が出たばかりの小さな二枚の葉のこと。
白檀は芽が出た直後でもいい香りを放つということから。
「栴檀は双葉より芳し」を略した言葉。
「栴檀二葉」とも書く。
引用元:四字熟語辞典
栴檀(センダン):別名は白檀(ビャクダン)。
栴檀双葉の使い方・例文
栴檀双葉は、事実を伝える場合、また願いを込めるときなどに使います。
「栴檀は双葉より芳し」も同様です。
- 「見事、プロ選手になったらしい。小さいときから栴檀双葉と言われてきただけのことあるわね。」
- 「まるで栴檀双葉ね、あれだけ歌が上手いから将来は大物歌手になって欲しいわ。」
大器晩成とは
一方、大器晩成は、コツコツ努力し、年を重ねてから成功した人に対して使われています。
また、同じような意味合いで遅咲きと言う場合もあります。
大器晩成
偉大な人は大成するのが遅く、歳をとってから頭角を現すようになるということ。
また、才能があるにもかかわらず報われていない人を同情するときに用いる言葉。
「大器」は大きい器のことから優れた才能を持つ人のこと。
「晩成」は普通より遅れて形になること。
大きな器は出来上がるまでに時間がかかるという意味から。
引用元:四字熟語辞典
大器晩成の使い方・例文
事実を伝える場合、願いを込めたり励ますとき、褒め言葉としても使われます。
- 「元々、勉強熱心だったけど、ようやく努力が実って大器晩成した主人が誇らしいわ。」
- 「今はパッとしなくても、大器晩成というからがんばろう。」
- 「ここで諦めたら大器晩成なんて夢のまた夢だぞ」
大器晩成した偉人
大器晩成した偉人には、有名なところではケンタッキーフライドチキンの生みの親、【カーネル・サンダース】、日本ではチキンラーメンでおなじみの【安藤百福】など国内外を含め多くのかたがいますが少し紹介していきます。
【カーネル・サンダース】
6歳のときに父親を亡くし、母子家庭で育ったカーネル・サンダース。
10歳から農場に働きにでた以降、様々な職を点々とし、その後の経営も65歳で財産のほとんどをなくしました。
財産をなくしたカーネル・サンダースは、62歳から始めていたレストラン時代に人気だったフライドチキンの作り方を教えるかわりに売り上げの一部を受け取るというフランチャイズの方法で、自ら車で協力者を探します。
何度、断られても諦めず、ケンタッキーフライドチキンは、70歳のときには400店舗、74歳までに600店舗を超えるまでに広がっていきました。
【参考元:Wikipedia】カーネル・サンダース
【安藤百福】
幼くして両親を亡くし、様々な事業、困難を乗り越え無一文になった安藤百福がチキンラーメンを開発、日本で販売開始したのは49歳のとき。
チキンラーメンは爆発的な人気となって、のちのカップヌードルも大ヒット商品になりました。
社長を退いたあとも、2007年に96歳でなくなるまで生涯現役だったといいます。
【参考元:Wikipedia】安藤百福
【山口恵以子】
現役、小説家。
44歳のときは社員食堂で勤務していたという山口恵以子さん。
その後、50歳で作家デビューして2013年『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。
食堂のおばちゃんシリーズの他、数々の小説やエッセイを執筆し活躍されています。
【参考元:Wikipedia】山口恵以子
今回、紹介した人以外に大器晩成した方々。
- 歴史で有名な天下人となった徳川家康
- ハリー・ポッターの著者、J・K・ローリング
- 元々は歌手志望だった福山雅治
偉人、有名人にはまだまだ数多くのかたがいますが、これらのかたに共通しているのはどんな困難があっても諦めない心、並々ならぬ努力などがあげられるでしょう。
またチャレンジ精神も見習うべきところですね。
最後に
今回は、「大器晩成と栴檀双葉」について書いてきました。
それではまた。
SAKURA🌸🍃
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